
| 傷病名 | 自閉症スペクトラム症 |
| 年代・性別 | 30代女性 |
幼少期からこだわりの強さがあり、対人関係や学校生活で困難を感じていました。
就職してからは気分の落ち込みや意欲の低下も加わり、精神科を受診。
その後、安定した就労が難しい状態が続いていました。
ご自身でインターネットを調べながら障害年金の申請を進め、
診断書も一度取得されていました。しかし、服薬治療への抵抗があり、
自己判断で服薬していないことが診断書にも記載されていました。
「このまま申請していいのか」「一度不支給になったらどうしよう」と不安を感じ、
専門家に相談したいとご依頼いただきました。
今回のポイントは、「今すぐ申請するのか、それとも治療を整えてから申請するのか」
を検討したことです。
精神の障害による障害年金では、症状だけでなく、治療状況なども審査の際に確認されます。
そのため、現在の状況のまま申請するのではなく、主治医と相談しながら治療内容を整え、
一定期間の治療経過を積んでから申請することをご提案しました。
その後、約半年間治療を続けたうえで改めて申請。
症状や日常生活への影響を適切に伝えることで、障害基礎年金2級の認定につながりました。
障害年金は、ただ早く申請すればよいとは限りません。現在の治療状況や症状を踏まえ、
「今、申請するべきか」から一緒に考えることも大切です。
一度診断書も書いてもらっていたので、そのまま申請してしまおうかと思っていましたが、
結果的に相談して本当に良かったです。
もしあのまま申請していたら、正当な理由なく服薬していない状態だったため、
不支給となる可能性が高いと聞き、少し怖くなりました。
まずは治療を受けることを提案していただきました。障害年金の申請をきっかけに、
自分の障害と向き合うことができ、主治医への相談の仕方などもアドバイスいただけたので、
安心して治療に向き合うことができました。
障害厚生年金2級が認められ、生活面での心配も減り、気持ちも少し楽になりました。